次へ: 目次
上へ: honron
戻る: honron
  目次
機械翻訳において、意味としてまとまりを持つパターンを用いた翻訳方法が注目
されている。このパターンを用いた翻訳を実現するためには、日本語パターンと
英語パターンを登録した日英対訳パターンを作成する必要がある。しかし、膨大
な日英対訳パターンの作成は人手では困難であるので、自動的に作成する方法が
必要となる。
そこで本研究では、対訳コーパスを用いて、日本文・英文から-gram統計
処理によりパターンを抽出した。そして、パターンを含む文の文番号を比較し、
対応率を計算することで、パターンを自動的に対応づけた。
上記の手法をアンカー英和辞典の5,000文に適用し、対訳パターンを抽出した。
抽出した対訳パターンから、きちんと対訳となっているかを人手で判断し、対訳
パターンを得た。
本手法により、日英対訳パターンを自動抽出できる見通しとなった。
平成14年4月17日