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モーラ情報を使用したラベルファイルの作成

学習および評価を行うデータには、音声波形データファイルと音声ラベルファイ ルを含むデータベースを使用する。 データベース中の全音声ラベルファイルの母音と撥音を単語の モーラ数・モーラ位置を使用して分類し、モーラ情報を含む音声ラベ ルファイルを作成する。 具体的には、 母音と撥音の音素ラベルの前後に単語のモーラ数・モーラ位置情報をそれぞれ付 け加えることにより、母音と撥音を分類する。 促音は無声音でありピッチは存在しないため、本研究では分類しない。 同様に、子音も分類しない。

音声ラベルがatusa(暑さ)である場 合、1番目と3番目の音素aは、3a1と3a3という音素にそれぞれ置き換えられ、異 なる音素ラベルとして扱う。 音声ラベルファイルの母音と撥音の具体的な分類例を表[*]に示す。


表: 母音と撥音の分類例
分類前 a ts u s a  
分類後 3a1 ts 3u2 s 3a3  
             
分類前 k i m a r i
分類後 k 3i1 m 3a2 r 3i3
             
分類前 zh i q k e ng
分類後 zh 4i1 q k 4e3 4ng4





平成14年4月24日