翻訳規則を作成するための標本として,アンカー和英辞典(46108文)より「AのB」型 名詞句を含む9477文のうち2000文を使用する。
A,Bの名詞が複合名詞である場合,名詞句が修飾されている場合は係り受け関係 の曖昧さがあり,また英訳が複雑になると考えられるため標本として使用する「AのB」 型名詞句は,修飾関係のない「名詞+の+名詞」の形とする。 標本として使用する「AのB」型名詞句の条件を以下の7種類とし,例とともに述べる。
例 : 社名表示の変更
例 : 新横綱の誕生
例 : この編曲の魅力 (名詞の前に連体詞「この」がある)
例 : 私の野球に対する興味 (係り受け関係がない)
ただし,「AとB」がまとまってCに係る場合(例 「AとBの中間」)は標本とし ない
例 : 父と母の希望
例 : 私の父と母
例 : 赤,黄,緑,青の色