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対応の仕組みのパターン しぼりこみ割合の検討

以上の作成したパターンを図6の対応の仕組みに適用した 際の, 手順ごとのしぼりこみの割合を調査する. 手順後の対応するパターンの数を残存したパターン数として求め, 評価としてパターンをしぼりこむ割合を以下の式で表す.




\begin{displaymath}減少率=\frac{手順を行った後の残存したパターン
数}{手順を行う前の残存したパターン数} \end{displaymath}

減少率を求めた結果を表4 に示す.表4中の数値は,残存したパターンの数でカッコ内の数値が減少率を表す.


 
Table 4: 対応の仕組みの残存したパターン数と減少率

手順名

英→日 日→英
手順前(デフォルト数) 361(-) 252(-)
手順4(意味ラベル対応) 23.1(93%) 16.2(93%)
手順5(付加意味対応) 6.8(71%) 4.8(70%)
手順6(品詞列対応) 4.2(64%) 2.8(69%)

   



表4より手順4ー6の各手順で残存したパターンの数が減少し, 対応するパターンがしぼりこまれていることがわかる. しかし手順6でしぼりこんだ後も残存したパターン数が1になっていない ことから, 原文に応じて一意に絞り込む手法が必要となることがわかる.




2002-03-06