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5.1 パターンの総数と対応の仕組みのパターン しぼりこみ割合の検討


パターンの数を調べるため,比較文500文を高校参考書から収集する. 作成したパターンの総数を調査する.パターンの総数を表3 に示す.

表3:パターンの総数
  日本語 英語
パターン総数 361 252

また,図4の 手順ごとのしぼりこみの割合を調べるため,対応パターンの数 が減少している割合を調査する. 評価として手順後の対応パターンの数を残存したパターン数として求め, パターンの減少している割合を以下の式で表す. その結果を表4 に示す



\begin{displaymath}減少率=\frac{手順を行った後の残存したパターン
数}{手順を行う前の残存したパターン数} \end{displaymath}


表4:対応の仕組みの残存したパターン数と減少率

手順名

英→日 日→英
手順前(デフォルト数) 361(-) 252(-)
手順4(意味ラベル使用) 23.1(93%) 16.2(93%)
手順5(付加意味使用) 6.8(71%) 4.8(70%)
手順6(品詞列使用) 4.2(64%) 2.8(69%)

   


表4中の数値は,残存したパターンの数でカッコ内の数値が減少率を表す. 表4より手順4ー6の各手順で残存したパターンの数が減少し, パターンの候補がしぼりこまれていることがわかる. しかし手順の4から6でしぼりこんだ後も残存したパターン数が1になっていないことから, 最適なパターンを一意に選択する手法が必要となることがわかる.




2002-02-09