パターンの数を調べるため,比較文500文を高校参考書から収集する.
作成したパターンの総数を調査する.パターンの総数を表3
に示す.
日本語 | 英語 | |
パターン総数 | 361 | 252 |
また,図4の 手順ごとのしぼりこみの割合を調べるため,対応パターンの数 が減少している割合を調査する. 評価として手順後の対応パターンの数を残存したパターン数として求め, パターンの減少している割合を以下の式で表す. その結果を表4 に示す
手順名 |
英→日 | 日→英 |
手順前(デフォルト数) | 361(-) | 252(-) |
手順4(意味ラベル使用) | 23.1(93%) | 16.2(93%) |
手順5(付加意味使用) | 6.8(71%) | 4.8(70%) |
手順6(品詞列使用) | 4.2(64%) | 2.8(69%) |
表4中の数値は,残存したパターンの数でカッコ内の数値が減少率を表す.
表4より手順4ー6の各手順で残存したパターンの数が減少し,
パターンの候補がしぼりこまれていることがわかる.
しかし手順の4から6でしぼりこんだ後も残存したパターン数が1になっていないことから,
最適なパターンを一意に選択する手法が必要となることがわかる.