メカいぢり日記


1998年10月30日(金) 無限増殖

本当にココの時間の流れは早いもので、さっそく次のメカいぢりが始まりそう。"ゆぅ"の研究用マシンに付いているDVDドライブの代わりに、CD-RWドライブが付くことになりそう。あのぉ、まだDVDソフト再生したことないんですけどぉ.....。引退する訳じゃないのでいいけど、本当に次から次へとモノが増えていく。今回が最後という話だけど、多分まだどんどん増えるんだろうなぁ。

CD-RWドライブになったらどうなるか、ちょっと考えてみる。YAMAHAな奴なので性能は期待できそうにない。あまり酷使することはないのでヘタることはないだろうけど。とりあえず、バックアップを取るのがテープより楽になるだろうし、何よりダウンロードしたデータを家に持って帰るのが楽になる。これは大きなメリットだけど、1つ条件がつく。自宅の数々のガラクタCD-ROMドライブのうち、1台でもCD-RWメディアを読み込めるものがあるのだろうか。Plextor製ドライブさえちと怪しいとすると、この手段の実現は絶望的かもしれない。

昨夜、残りの1台にSlackwareをインストールした。一応、すんなり一通り入った。何度もやったインストール作業の中で、一番スムーズに事が運んだ気がする。ただ、やはりまだLILOまわりに問題があるらしく、MBRの書き込みがうまくいかない。今のところ、LinuxはFD BOOTで対処しているけど、スマートさに欠ける。そのFD BOOTも、変な待ち時間が入る。どうしたものやら。


1998年10月29日(木) はじめての再セットアップ

システムに致命的エラーの起こったXa7環境、旧DOS環境を起動し再セットアップすることで直った。一部再設定したほかは全て前の環境が残ってくれたので、かなり助かった。もちろん膨大なデータも無事。

しかし考えてみると、窓95の「再セットアップ」で治った、初めての例かもしれない。修復作業は仕事柄何回もやってきたけど、この方法が適用できるほど中途半端な故障がそう滅多にあるものではない。

そういった一連の作業をやってて、意外と速いことに気がついた。このマシンはデータ転送速度を稼ぐため、UltraSCSIな環境になっている。窓95の体感速度はたいていディスクに依存するから、そのへんの効果が現れているのだろう。なんだかまた、メインマシンをSCSIオンりーな環境にしたくなってきた.......。

最近ふっと考えた。以前ほどメカいぢりをしなくなってきた。ていうか、やってるけど興味本心でやらなくなってきた。年を取ったのかなぁ。単に貧乏になったというのもあるだろうけど、どのみち良くない傾向といえる。精進せねば。


1998年10月27日(火) さすが98

前から、98で使ってるマウスに不満があった。焼物兼予備環境のPC9821Xa7とFreeBSDなどで実験中のPC486HX、いずれもロクなマウスが付いていない。特に「時々勝手にダブルクリック」はうざったいことこの上ない。今Logicoolなシリアルマウス1個、謎な3ボタンPS/2マウス1個余っているので、使えれば快適さに大きく貢献することになる。研究室からアダプタらしきものを拝借し、接続実験を再度試みることにした。

まずは実験マシンで試してみる。COM1に接続して窓95を起動。接続を認識しマウスのドライバまで組み込んでくれたけど、×マークが付いたままで動作していない。シリアル設定も適切(なはず)なのになぜ?? LogicoolのMousewareを入れても、バスマウスしか見えていない。逆にバスマウスはドライバを削除してもなお使用できてしまう。さすが98?

それならではと、Xa7のセカンドポートに接続してみる。この環境はちゃんと動作環境に含まれるので、動かないはずがない。今までCOM2を無効にしていたので、設定して起動。マウスが動かないばかりか、SCSIドライバが死んだ。見事にIRQが衝突している。そういえばこのマシン、IRQを使いきってて拡張の余地が無かったんだっけ?

しかし見てみると、IRQが1個空いてる。このINT41はかつては2DDフロッピIF用に予約されてたけど、9821では解放されてたはず。それならと、PCM音源をここに移してIRQ5を解放。しかしどうしてもそこを使ってくれない。そればかりか、PCI含むすべてのPlug&Playカードのリソースの変更ができない。もしかして、本体に附属しているはずの「PCI SETUP DISK」とかいうのがないと、変更できないのかしら。だとしたら、それがない限り拡張ができないってことかぁ。さすが98。

そんなこんなやっているうちに、窓95が起動しなくなってしまった。Safeモードも駄目。確認モードで起動すると、「VFATドライバが壊れています」という主旨の宣告。でもSCANDISKでは何のエラーも報告されない。やっぱりSCANDISKって、こういう時には役に立たないなぁ。とりあえずわかっているのは、Windowシステムが重傷だということ。直るまでは焼物もできない。かといって再フォーマットしようにも、中の200MBほどのデータを逃がしてからにしたい。まったく、マウスどころではない。さすが98。

ただ、そうやって使ってて、あまり重くないこともわかった。今ペン太166が遊んでいるから、載せ替えてしまおうかしら。倍率設定さえすれば、かなり幸せになれるかもしれない。久々のメカいぢりになるかな.....でもその前に、焼物環境を何とかしておかねば。


1998年10月26日(月) 御機嫌斜メ

PC98-NX、インストール前にFreeBSD3.0を試してみた。しかし起動フロッピー作成からつまづく。イメージ書き込み最中のエラー発生。しかもたて続けに2枚。いずれも某S社製。3枚目にしてようやくできて、インストーラ起動。全部英語だけど日本語版とほとんど変わらないので戸惑いはない。しかしAMDなEthernetカード認識しているはずなのに外部に繋がらない。設定に間違いはないはずだけどどうしても無理。結局、そのマシンにOSを入れる方が優先事項なので、そのマシンでの実験は断念。

今のところ、FreeBSD3.0はいろいろ問題があるらしい。SCSIドライバが全面変更になったことによるサポート状況の変化、パッケージ仕様変更により壊れた状態になっているパッケージが多数あるらしい、というのが主なもの。どのみちOSの初期版が良かったためしがない。いい機能もいろいろあるらしいけど。本格導入するなら、まだ2.2.7Rあたりに落ち着くのかなぁ。

結局NXの中は、現在窓98のみとなり、かなり環境も充実してきているらしい。まあそのへんは当人にお任せ。


1998年10月25日(日) 製作環境引越

FreeBSD 3.0Rが出たという。2.2.7Rを入れたばっかりなのにぃと思いきや、まだPC98x1版は出ていないとのこと。ちょっとだけ安心。いろいろ変更があることは以前から知っていたけど、まだちょっと入れてみる気になれない。.....って、研究室に餌食にできるマシンがいくつも転がっているじゃあありませんか(^_^)

ホームページ製作環境を研究室のマシンに移した。滞在時間がここの方が多くなってきた上、家では遊んでばかりなので、この方が更新もはかどるだろう、という理由。

しかしやはり製作環境の差は拭えないもので、かなり不便を感じてしまう。ぼちぼち構築していかねば。


1998年10月24日(土) ガラクタゆえに

持て余してた緑電子製200MBのHDDの引き取られることに。元気でがんばってこいよ、ってほどではないけど、まあバランスの取れた環境で使われそうなので、よしとしよう。こういう機会でもないと処分できない性分が悲しい。特に頑丈な小容量HDDはなおさらのこと。

ちょっとワケありで、大量のカラー印刷を行う。とりあえずメインメモリを増やしたくなるのは当然だけど、今の環境だと+32MBってところだから先送り。しかし今回は、出力が汚い。インク補充したばかりとはいえひどすぎる。どうやら紙のせいらしい。前はKAOのハイグレードを使っていたが、少し前に切らし今はFUJIFILMのハイグレード。同等のはずなのに表面が結構粗く、インクも結構にじんでしまう。マゼンダが特ににじみ見苦しい。とりあえず今日は我慢するけど、早いとこ買ってこなければ。この紙はページプリンタ用にでもしちゃおうかな。

そのページプリンタ用のトナーが、最近生協に置かれている。注文も面倒なので買ってしまっておこうと考えるものの、値段が¥18,000とちと高い。4年間トナー切れも起こさず、最近結構印刷量が多いだけにスペアぐらいは置いておきたい(本当のスペアとしてドットプリンタがあるけど……)。

家のマシンでやっとFreeBSD2.2.7Rが動き出す。デバイス認識の問題があり、結局DOSパーティションからのインストールになった。最新版だけあって、我が家のPC-486HXで最初から最高速で動かせるので、非常にありがたい。しかしXF86ConfigからPowerWindow801の記述が消えているくさく、またPackagesのリストをうまく検出してくれない。HDDアクセスが異様に遅いのでバスマスタ転送設定を進めない限りあまり速くない。まさに前途多難。構築ってる暇あるんだろうか?


1998年10月23日(金) 仮想メモリ不足

やはりこのKC研究室の動向は激しく、Gateway用のビデオカードはいきなり旧Milleniumになった。当然ながら性能に申し分ない。これも暫定措置であり、ビデオカードを購入することに変わりないはずだけど、昨日まで予定になかったことなのは確か。う〜ん、もしかして、M助教授(ぉ)におちょくられてるだけなのかなぁ。

本業の方はというと、相変わらずバグに悩まされっぱなし。今度の水曜日に間に合うか、本気で不安になってきた。深刻なのは仮想メモリ容量。SWAP領域が128MBしかないため、心おきなくデッカイ配列、というワケにいかない。使い方が悪いのもあるだろうけど、もっと大らかに使いたい。まあそれでもDOSなCよりははるかにマシなんですけど。

1998年10月22日(木) ぐぅ〜

最近gooが不安定だったりする。検索もさながら、Reloadしないと入れないことが多い。話によるとMSなデータベースサーバで動くようになったからとか何とか……本当なら、シャレになってないなぁ。

逆にかなり安定しているのは、FreeBSDらしい。一度に高負荷(同時に2500件ほど)でも落ちることなく処理できる能力があるらしい。有名サイトも結構使ってるとか。ちょっと偏見も取れてきたけど、これはあくまでサーバとしてのことであり、クライアントと見た場合の不便さは相変わらずなわけで。

結局御機嫌ななめのNXは修理に出されることになった。しかしWindowsでは正常動作しているし、店員は全然Linuxを使ったことがないような感じ。NECに振られても、たぶん「異常なし」で戻るかマザボ交換で高い請求書を突きつけられるかのどっちかなんだろうなぁ。あ〜あ。

たとえそれが治ったにせよ、ビデオカードが足りないことに変わりはないので、1〜2枚購入することになりそう。条件はLinuxでちゃんと使えて、PCIなこと。最近AGPが多数を占めるようになり少なくなってきたけど、まだ選択の余地はありそう。何にしようかしら……。

今月のUNIX USER にFreeBSD 2.2.7Rが入っていた。しかし中身はというと、相変わらずPackagesは分断され、98版がない。こんな不完全パッケージなら、直接落としたものの方がましだったような気がする。まあ、規制クリアしたDESが入っていたり、TrueTypeドライバらしきものが入っているから、まあよしとしようかしら。98依存部分は11MB程度なので、研究室のサーバからダウンロードして対処。

まだ98を完璧なサーバに仕立て上げる企みは萎えてないけど、現在の環境では、CD-ROMドライブをカーネルが認識しないという致命的問題がある。当初の方針を変更し、1GBほどアーカイブイメージ置き場にして、そこからインストールすることに。しかしその転送作業、ローカルCD-ROM(後述)から転送するよりもLAN経由の方が速い、さらにHDDの書き込み速度が追いつかずLANさえも待たせるというのは、ちょっとねぇ。この時点でサーバの資格さえないかも……。

このCD-ROMドライブ、NECのPC-CD50というもの。少し前に工房で激安で買ったドライブ。SCSIバスを多少不安定にする傾向があるけど、実用上あまり問題にならない。標準速なのが痛いけど、ないよりは使える。その程度の価値しかないってことか……。

1998年10月19日(月) 前途多難

もう1台のNXでは、比較的安定していることが判明。おいおいってところだけど、中途半端に動くだけたちが悪い。Linuxで動かないなんて言っても、多分店側も応じにくいだろうし。結局ATIなカードでしのぐことになりそう。速度は割とまともながらも、やはり画面がゆらゆら揺れるわ、高解像度多色(32k/64k)表示でノイズが走りまくるわで、自分のマシンじゃないにしても前途多難な予感。

Gatewayはさらにメモリ増強(80MB->128MB)やCPU交換、果てはマザー交換も行われる予定らしい。なんか今日はメカいぢりする気力が無く、ほったらかし……。

Linux環境はソースからMakeできないものが多数あることが判明してきた。なんか、どことなく怪しい環境かもしれない。

本業プログラムは数百倍(ぉ)と高速になったものの、バグが取れない。あうぅ……。

1998年10月17日(土) うぬぬ、えぬえっくす

ちょっと統計取らせる関係で、高速マシンの耐久テストを初めて実施。ほとんどハードディスクのランダムアクセス能力に依存しているため速いとはいえないものの、他の足かせが一切ないというのは結構いいかもしんない。一番の問題は、その間にもっといいアルゴリズムを思いついてしまったこと。この手のプログラムで必ずあることだけど、ちょっとカナしいものがある。実現すれば数十倍は速くなる(現在デバッグ中)が、これも大量のメモリの恩恵を受けられた結果でもある。多謝感謝。

他のマシンにも多少の変化があり。まずはNXの件。先日PC98-NX(V26D)が2台。1台はSlackwareインストールで散々苦労させられている。一旦超不安定に陥り、BIOS設定初期化から。ふつぅ〜にインストールしただけで、再起動した時カーネルがパニクりハングる。「/」パーティションマウント失敗とかって……。最初FAT32マウントのバグかと思ったけど、FAT16でも同様。結局Windowsとの共存が実現できていない……。その後もAMDなEthernetカード認識に苦労してみたり、カーネル再構築でコケたりと散々。どうやら経験値うんぬんの問題でもないらしい。ビデオチップはRIVA128に間違いない筈なのに、Xfree86は起動だにしない。VGA16でやっと動くが惨すぎる。もう1台はPS/2キーボードを使うためにリアパネルを外し、HDDを移した程度でまだ動かしていない。

それにしてもNXは本当に互換性に背を向けただけのご利益を享受しているのか、疑問が残る。まずPC100でないにしても遅すぎる。USBキーボード&マウスを使う割にはPS/2互換モードも残っておりIRQ消費するが、ここを実際に利用しているのか実に怪しい。仮にPS/2ポートを使ったところで、USBを無効にできない。各種ポートを使おうとするとIRQが既にほとんど埋まっており、拡張性が既にない。初心者向きの割には、拡張はそこらのミニタワーより難しい。某Q社のHDDにはゴム足かますほどの徹底した振動対策しているのに、一番揺れるCD-ROMドライブは野放し。ケースの電波対策と精度の良さはさすがNECといったところ。……あ、中をいぢらなければいいのか……。

NXに入っていたHDDの移植を兼ねてGatewayも手を入れる。このマシン、少し前まで研究用に使っていた。2年前の高級機という匂いがプンプンし、作りが非常に良いため、メカいぢり好きな“ゆぅ”は気に入っていた。Pentium150(166up済)はファン無し、430FX-Chipset、SIMMx4フル増設で80MB、HDDは1.5GB(+今回の4.3GB)というスペック。ISAなEthernetカードもちょっとツラい面がある。

一番のネックはATIのビデオカードだった。画面が揺れるほどの映りの悪さに加え、アクセラレーションが効いていないとしか思えないほどの描画の遅さは深刻だった。今回PowerWindows968に載せ替えることである程度克服できたと思う。3Dアクセラ機能は無いが、映りと実用速度は得られた。時代的には相当遡ったハズなんだけどなぁ。全体が速くなったように思えるからよほど足を引っ張っていたのだろう。ディスプレイの映りの悪さが露見してしまったが、それでも結構使えるマシンになった。ちょっとうれしいかも。

先日知った、M菱CD-Rで不幸になる件、半信半疑。世の中いろんな使い方をするヒトがいる訳で、自分はメディアによるデータ損失というものをあまり経験しない。さすがに5年以上前の3.5inch2HDフロッピーは読めないものも若干あるけど、その他は大抵大丈夫。少し前酷評されまくったプリン子なCD-Rも、今のところほとんど問題なく使えている(読取り能力の衰えた音楽プレーヤ除く)。ということは、このM菱も結構長持ちする可能性がある。とりあえず外周ギリギリまで書き込まなければかなり被害を予防できるようなので、データを選んでしまっているけど……。やっぱり大容量メディアはブランドものにしないと、コワい……。

明日は泣く子も黙るネスペ試験。なのにこんなに気楽なのは何故だろう? 台風が近いから? それとも終了後?に遊びに行く予定があるから? こうして長文書いてしまったのも、おそらく現実逃避……。


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