(1)、(2)は意味的に分離できるものが多く構成要素の分類が可能であり、 頻度においても複合動詞の大部分を占めているので本研究における分類の対象 とする。しかし、(3)または(4)に当てはまる複合動詞は意味的に分離で きないものが多く、それぞれの訳語を個々にあらかじめ辞書に登録する手法を とる必要がある。また、(1)や(2)に比べ(3)や(4)は頻度において かなり少ないので(3)、(4)は本稿においての分類の対象としては取り扱 わない。
ここで、本稿で扱う複合動詞を構成する単語はすべて動詞であるので、前部形 態素(上記の動詞テ型、動詞原型にあたる部分)を前方動詞、後部形態素(上 記の動詞にあたる部分)を後方動詞と以下定義する。