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「計」、「合計」の翻訳方法

対訳コーパスを調べた結果、接頭辞「計」、「合計」の訳には主に''a total of''・``totaling''・「訳が省略される」の3種類がある。これらの訳には以下に示す 規則が適用できる。

1:動詞が''include''・``occupy''・``amount''のように数の合計を含む意味が含まれ ている場合訳は省略される。
2: 「計」の訳の後に前置詞が来る場合、``a total of''は前置詞(of)+前置詞と なり、文が冗長になるため訳は''totalling''が適している。

以上の点を考慮して、接頭辞「計」、「合計」の翻訳規則を図7に示す。

 
  動詞が数の合計を表す  
  意味を含んでいる 訳1:「省 略される」  
  ↓no yes  
  「計」の訳の直後に  
  前置詞がくる 訳2: totalling  
  ↓no yes  
  訳3:totalling、  
  a total of  
 

図7:「計」、「合計」の翻訳方法
以下に「訳1」、「訳2」、「訳3」の例を示す。
「訳1」−「求書の金額は合計5万円に達した。」
The bills amounted fifty thousand yen.
「訳2」−「彼の収入はおよそ合計20万円です。」
His income is \fbox{toalling} about 200000 yen.
「訳3」−「出席者は合計200人だった。」
The attendance was
\fbox{totalling}
\fbox{a total of}
two hundred.



平成13年5月10日