次に、対応表から2つ以上の英訳語を持つ見出し語を全て抽出 し、意味属性による訳し分けがどの程度可能かを検討した。
対象となった499語を調べたところ、表2のような結果が得られた。 それぞれの例も同時に示す。この表より、87%の名詞に対して 何らかの効果が得られたことが分かる。また、意味属性を用いることで 平均多義数は3.02から約半分の1.74に減少、正解が得られる確率は 38.7%からおよそ2倍の78.6%に向上した。以上より、 意味属性は訳語選択において有効であると言える。