検索精度に関する関する実験

意味属性2,710種すべてを使用した意味ベクトル空間法の検索精度を、単語ベクトル空間法（基底数2,710）と比較した。 記事の抽出数は各検索要求に対してF値が最大となるように抽出する場合と類似度$\alpha$以上を抽出する場合の2種類とした。

類似度$\alpha$以上を抽出した場合の検索精度を図1に、F値最大の場合の検索精度を表1に示す。

 

Figure: 類似度と適合率・再現率の関係

 

Table: 基底数2,710の時の検索精度

基底数	再現率	適合率	F値
本手法	0.55	0.50	0.45
従来法	0.52	0.56	0.45

以上の結果から、本方式は再現率は高いが、適合率は低く、総合的な検索精度(F値)は変わらないことがわかる。