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規則を適用した結果、連体節での正解率は80.7%となった。日英機械翻訳システ
ムALT-J/Eの連体節における誤りが誤り全体の35%だったことを考えると、10%
程度を
改善できる可能性がある(表 )。
本手法の問題点としては以下の点が挙げられる。
- 1
- 結合価パターン選択の誤り
- 2
- 「もの」、「こと」などでの誤り
結合価パターン選択を誤る場合、名詞に対して用法にあった意味属性がふられて
いない場合が多い。また、「もの」、「こと」によって「〜することを学び、」
となるような場合、格要素の名詞による親子関係が正しく取得できない。また、
今後の課題としては、以下のものがあげられる。
- 1
- 省略要素の文外照応
- 2
- 外の関係の取得
省略要素の文外照応に関しては、既存の技術の応用が期待できるが、外の関係の
取得は困難である。ただし、「変質したりする(と言う)危険」のような場合に限っ
て、「〜と言う」で制限されるような同格の関係であることから関係を推測できる可
能性もあると考えている。
asano
2000-03-15