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(1) 対象範囲


日本語が長文になる場合に問題となるのが、主語や目的語などの一文になるため の要素を持つことができ、比較的大きなまとまりになることができる述語句であ る。そこで、本論文で言う従属節とは以下にあげる範疇のものとする。

ただし、末尾が連用形、接続助詞で終わっていても後続の要素とのつながりが強 く、分解することが妥当でない(間に要素が入り得ない)と思われる場合、ひと つの要素と考え従属節の末尾と考えないとする。
やらなく(てもよかった)、見えなく(なる)、押し(つぶされたり)、など

また、用言の連用形または「用言+テ、デ」の形であっても他の成分を伴わない で、意味、用法が状態副詞に類するものは、副詞としての役割が強いことから状 態副詞として従属節としては扱わないとする。
大量に(放し)、手早く(塗る)、いばって(話す)、とんで(帰る)、など



asano
2000-03-15