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本論文では、従来のALT-J/E方式によって係り先を決定したのち、助動詞の有無に
よって係り先を修正することで、係り受け解析における助動詞の効果を確認した。
その結果、助動詞によるヒューリスティックスによって、毎日新聞95年分記事
(科学欄より61文、経済欄より46文、合計107文、総従属節数 246個)を対象にし
た机上実験で、都合22個所(全体に対する割合 9%)が改善され、助動詞の有無に
よって構文解析の精度向上の可能性があるという結果が得られた。
asano
2000-03-15