第10回 アプリケーションの設計(6月23日)

今日の課題

■ ウォーターフォールモデル

ウォーターフォールモデルは,ソフトウエア開発の工程のモデルの一種である.このモデルによると,ソフトウエアの開発は,次に示す工程を上から下へ順に進める.

■ 基本計画

ソフトウエアの目的を明確にして,使用する人,使用する期間,開発に携わる人,作業の分担,を行なう.

これらの事柄を,文書としてまとめる.企画書・計画書という.

■ 要求分析

ソフトウエアで,どんな仕事・遊びをしたいのかを明確にする.

これらの事柄を,文書としてまとめる.要求仕様書という.

⇒ 要求仕様書サンプル

■ 外部設計

要求に応えるために,ソフトウエアがどのように動作するのかを明確にする.

⇒ 外部仕様書サンプル

これらの事柄を,機能仕様書,インタフェース設計書,論理データ設計書などという.

■ 内部設計

外部設計の結果を元に,どのようなプログラムを作るのか,具体的に設計する.

⇒ 内部仕様書サンプル

■ 製造

プログラムソースを作成する.

モジュールを「ハリボテ」で作成することがある.たとえば,モジュールの内部ではきちんと計算せず,特定の入力とそれに対応する出力だけを返すことのできるモジュールを作る.複数のモジュールで構成するプログラムを作るとき,デバッグに有効である.

モジュールを部分的に動作させてデバッグをする.このとき,入力条件の境界値を与えたり,内部の分岐条件に対応する値を与えたりする.

□ 課題

要求仕様書のとおりアプリケーションを開発したい.そこで,内部仕様書 を作成せよ.内部仕様書のサンプルどおりにプログラムを完成させるのは,大 変かもしれません.自分が作成できる程度を考えて,「自分の言葉で 」で,内部仕様書を作成すること.


2006.6.20 by tokuhisa