卒論・修論の本体の執筆について
                        H12.1/28 池原悟
(1)論文本体に期待すること
 今回の修論・卒論の研究では、進捗の程度は、テーマの性格もあってさまざまですが、幸い、いずれも、十分意味のある結果が得られるに至っています。これらの成果が、このまま埋もれてしまっては、今まで研究は、お遊びとなってしまいます。次の研究に引き継がれてこそみなさんの努力は報われます。
 来年度以降、みなさんの後輩たちが、スムーズにこれらの成果を引き継いで、新しい展開がはかれるよう、修論・卒論には、今までの研究で得たすべての情報をなるべくわかりやすい形で織り込んで下さい。特に、就職される方は、宜しくお願いします。
 
(2)参考資料の添付
 新たな研究の展開を図るには、それまでの研究がどう行われたのかを追跡することが必要になります。前任者は、どんなデータをどのように分析してこの結果を出したかが分からないと、改良も困難です。分析の過程が追跡できるよう、検討に使用した標本や分析データ表などを整理し、本文の後に、参考資料や添付資料としてラベルを付け、一緒に綴じて下さい。
 
(3)ファイル添付
 研究で使用したプログラムやデータ、新たに開発したプログラムなど、研究環境再現に必要な資産をフロッピーファイル(CD-ROMがbetter)に格納し、論文とセットにして下さい。
 
(4)論文のスタイルについて
 ・文字サイズと行間について
   大きめの活字は、見やすくて良いのですが、行が詰まりすぎないようにしてくださ  い。12ポイントの活字を使うときは、1ページの行数を35行くらいに押さえた方  が良いと思います。
 ・「まえがき」の記述について
   研究のバックグラウンドをしっかり書き込んで下さい。