従来法と自然音声および改良法と自然音声の対比較実験の結果を表 9に示す.
この結果から改良法は自然性の面では自然音声との間にまだ差があるが,品質 の高い音声が作成されていることが分かる.また,改良法は25.7%の文節が自 然音声よりも良い音声だと判定されているのに対し,従来法 (3.章)は17.3%となっており,音節波形の選択条件を追加し た効果が現われている.