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結合価パターンによる候補文の選択


音声入力文に「私は彼の高校を受験する.」が入力されたと仮定する.そして, 言語モデルに単語bigramを用いた音声認識プログラムにおいて,以下の2文が出力さ れたと仮定する.

第1位候補文

私からの高校と受験する.

第2位候補文

私は彼の高校を受験する.

2つの候補文で用いられている用言「受験する」の結合価パターンを表3に示 す.(括弧内は名詞意味属性)



表 2: 「受験する」の結合価パターン
\scalebox{0.8}{
\begin{tabular}{\vert c c\vert} \hline
{\ooalign{\hfil 1\/\hfil...
...box{\mathhexbox20D}}} & $ N1 $\ (4人) [は/が] 受験する \\
\hline
\end{tabular}}



上記のパターン内で,第1位候補文を満たすパターンは存在しないので,第1位候補文 は非文と判断し削除する.第2位候補文を満たすパターン120Dが存在するため, 第2位候補文を第1位候補文とする.




平成15年9月25日