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b. パワー,音韻継続長

パワーと音韻継続長は 音韻種類,前後音素環境に大きく依存していると思われるが, さらに単語の長さ,単語中の位置に関して 以下のような特徴がある.

孤立単語発声の場合, 一般に語頭は強く発声され,語尾に向かってパワーは弱くなる. 語尾の音節は語中に比べて比較的長めに発声される. また,短い単語は遅く(つまり各音節は長く) 長い単語は早く(各音節は短く)発声される傾向がある.

つまり,音節種類と前後音素環境に加えて 各音節の単語内モーラ位置と単語のモーラ数を 用いることで, 各音節のパワー,音韻継続長を十分記述できる.



Jin'ichi Murakami 平成13年10月1日