各文節に対する実験結果を図3に示した。図3では横軸は文節番号
で、縦軸は各情報で一致した漢字かなまじり文の数を スケー
ルで書いた。×は音韻漢字変換によって生成された漢字かなまじり
文の数、○は音韻情報が一致した漢字かなまじり文の数、△は音韻
情報とアクセント句境界が一致した漢字かなまじり文の数、□は音
節情報とアクセント句境界およびアクセント核が一致した漢字かな
まじり文の数を示している。
この結果から、文節番号によって、各情報で一致した漢字かなまじ り文の数に大きな差があることがわかる。これは音韻漢字変換に文 節数最小法のアルゴリズムを使用したためである。グラフ中空白に なっている文節は、音韻漢字変換の出力の漢字かなまじり文の数が 多すぎるため、処理を中止したことをしめしている。