頻度別出現率100%のデータと頻度別出現率98%のデータの比較か ら、学習データが増加した場合、全体に占める割合は少ないが、た えず新しい種類のマルコフモデルの組み合わせが出現することが予 想される。これは、言語モデルとしてマルコフモデルを選択したと きの妥当性に関して、2つの異なった解釈を出す。1つは、滅多に 出現しない言語現象は、あえてモデルに適合させる必要がないと判 断するもので、もう1つは、所詮、言語モデルとしてマルコフモデ ルは使用できないと判断するものである。この判断は、人によって 異なると思われる。