next up previous
次へ: 基底数の削減のためのテストデータ 上へ: 考察 戻る: 単語意味属性を基底とする文書ベクトル空間法と単語を基底とする文書ベクトル空間法の比較

意味属性体系

本研究に使用した意味属性体系は,元来,単語多義の解消を狙って開発された ものであり,複数の語義を持つ単語は,通常,複数の意味属性を持つ構造となっ ている.日本語語彙大系には,さらに,動詞と名詞の共起関係から,両者の文 中での意味を特定するための仕組みが定義されている.そこで,これらの情報 を使用した意味解析によって文書中で使用された単語の意味的用法を決定し, その後,該当する意味の重みを求めることにすれば,質問文と同じ単語が使用 された文書でも意味の異なる用法の文書は検索対象外とすることができるため, 適合率は向上すると期待される.



平成15年4月18日