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以下では,コーパスなどの原文から抽出した表現の文字列とそれに対する解釈
(クラス)からなるペアを「標本」,その集合を「標本集合」と呼び
で表す.
また,標本を式(1)の形式の書き換えたものを「事例」,その集合を「事例集合」
と呼び,
で表す.
例として,「
」の形の名詞句に対する係り受け規則の場合の例を以下
に示す.
ここで,集合
の中のすべての変数の値(字面)を対応する意味属性で置き換え
て得られた事例集合を
とする.上記の名詞句の事例では,
の要素として,
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![$\displaystyle 名詞句の事例集合{S_2}:(\char93 8「自称」,\char93 80「母」,\char93 125「友人」:B)$](img31.png) |
(4) |
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![$\displaystyle 但し,\char93 {n}は,意味属性番号,「」内は,意味属性名を表す.$](img32.png) |
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が得られる.以下では,簡単のため,これを,
または,
のように記す.
Jin'ichi Murakami
平成13年9月13日