評価

実験結果で得られた同義語$\cdot$類義語$\cdot$対義語をランダムに30対ずつ選び,人手と既存辞典[6][7]で比較した.同義語辞書は用意できなかったため,類義語と対義語についてのみ辞典を用いて評価した.結果を以下に示す.


Table: 人手評価と既存辞典[6][7]
  人手数(正解率) 辞典数(正解率)      
同義語 17 (56.7%) [height=,width=3.3cm]      
類義語 13 (43.3%) 11 (0.37%)      
対義語 7 (23.3%) 6 (20.0%)      

人で評価と既存辞典[6][7]の結果で比較すると人手評価の方が評価数が多い.これは,既存辞典[6][7]に記載されていない類義語$\cdot$対義語を提案手法において抽出できたことを示す.辞書に出現せず,人手で正解と評価した単語を以下に示す.

Table: 類義語$\cdot$対義語出現例
  出力例        
類義語 "講演"と"スピーチ","芝"と"芝生"        
対義語 "太郎"と"花子"