最大エントロピー法による知見獲得

本研究では,教師あり機械学習に最大エントロピー法を用いる.最大エントロピー法では,どのような語があれば記事中に単語対が出現するかを学習する.例えば,単語対A,Bがあるとする.A,Bを含む文を収集する.収集した文中からA,Bを削除し,Xとする.Xとした部分にA,Bどちらの語があったのかを学習結果を元に推定する.最大エントロピー法では,学習に役立つ素性に対して分類先への重要度を示す正規化α値を付与する.正規化α値が高い素性ほど有用な素性であるので,正規化α値の高い素性を分析することで単語対に関わる知見獲得を行う. 最大エントロピー法の説明を3.4節に示す.