実験方法

3.2節の方法を使って株価予測の実験を行う. 入力は, 以下の手法1から手法3とする.
手法1
当日の朝刊のすべての記事のタイトル
手法2
当日の朝刊の「前日比」「前日終値比」を含む段落
手法3
当日の朝刊のすべての記事のタイトルと「前日比」「前日終値比」を含む段落
 手法3では「前日比」「前日終値比」を含む段落が存在しない日は, 朝刊のタイトルのみで予測を行うこととする.

Buy&Hold(ここでは年始に買って年度末まで保持し続ける方法とする)をベースライン手法とし, 提案手法とベースライン手法の性能の比較を行う.

 提案手法での利益の計算は, 株価が上昇と予測とした場合, 当日の始値で日経平均1株を買い, それを当日の終値で売る. 株価が下降と予測した場合, 当日の始値で日経平均1株を売り, をれを当日の終値で買い戻し, その差額を利益とする. また, 株価が変化なしと予測した場合は取引を行わないものとする.