正規化α値とは,最大エントロピー法で求まるα値を全分類先での合計が1となるように正規化した値である.また,素性aと分類先bの対によって定まる値であり,素性aのみが適用される場合に分類先bとなる確率に相当する.各素性の,分類先ごとに与えられた正規化α値が高いほど,その分類先であることを推定するのに重要な素性であることを意味する.
例えば以下の素性の場合,分割位置である分割先に対する正規化α値が0.84,分割位置ではない分類先に対する正規化α値が0.15であるので,「もっとも」のみで分類を行った場合,分割位置であると推定する確率が0.84となることを示す.