next up previous contents
Next: 文章作成支援の研究 Up: 関連研究 Previous: ルールベース手法を用いている研究   目次

欠落個所の指摘を目的とした研究

灘本ら[5]の研究では, SNSやブログのようなコミュニティ型コンテンツ内で議論が集中し, 視点が狭くなる可能性があると述べている. これにより議論におけるテーマを多面的に捉えられなくなる危険性を指摘している. 見落とされた視点をコンテンツホールと呼び, SNSやブログにおけるコミュニティ内の議論の履歴からコンテンツホールを抽出し, ユーザに提示している.

灘本ら[5]の研究と本研究を比較すると, 灘本ら[5]のユーザに見落された点を指摘するという目的と本研究の論文著者に欠落した文の存在を知らせ文章作成支援を行うという目的は類似していることがわかる. しかし, 灘本ら[5]はコミュニティ型コンテンツ内での研究であり, 本研究は論文内での研究であるという異なる点が存在している.



OkadaTakuma 2015-03-10