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はじめに

論文において研究成果や研究の必要性・有効性などの記載すべき情報が記載されていない場合が存在する.その場合,研究の内容が読者に伝わり難いという問題が発生する.

本研究では,論文に記載すべき情報を「記載必要項目」と定義し,論文内で記載必要項目が欠落しているか否かを自動検出することで,論文の文章作成支援を行うことを目的とする.

文章作成支援の研究は既に先行研究が多数ある. 「冗長な表現の改善」の研究としては文献[6]が, 「誤字の修正・適切な語の選択」の研究としては文献[10][11][12]が, 「語順の修正・語と語の係り受けの誤りおよび複雑性の修正」の研究としては文献[10][13][14]がある. 数多くの文章作成支援の研究があるが, 論文の記載必要項目を利用して論文の文章作成支援を行う研究はないため本研究で扱うこととした.

図 1.1: 本研究の目的
1#1

本論文の主な主張を以下に整理する.

本論文の構成は以下の通りである. 第2章では, 本研究の関連研究について述べている. 第3章では, 本研究の全体の流れについて述べている. 第4章では, 記載必要項目とその項目の検出に役立つ単語について述べている. 第5章では, 文章作成支援について述べている.



OkadaTakuma 2015-03-10