Wikipediaの城ページにおいて実際に情報が欠落していた項目を,情報抽出の実験で適切に空欄として検出できると,文章作成支援が適切に行えたと考える.この空欄箇所に基づく情報の欠落項目の検出性能を再現率,適合率,F値で評価した.その結果を表5.7に示す.固有表現抽出に基づく手法では0.53のF値であり.上位下位知識に基づく手法では0.85のF値であった.上位下位知識に基づく手法の性能の方が良かった.
手法 | 再現率 | 適合率 | F値 |
固有表現抽出 | 0.50(10/ 20) |
0.56(10/ 18) |
0.53 |
上位下位知識 | 0.89(33/ 37) |
0.83(33/ 40) |
0.85 |