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目次
本研究では,Pattern Based SMTにおいて,不適切な対訳文パターンの選択を抑制す
るため,対訳文パターンを選択する際に,対訳文パターン対数確率の代わりとして,
入力文と対訳文パターンの日本語原文とのLsDを使用することを提案した.人手
による評価をした結果,出力文81文中,提案手法○8文,ベースライン○7
文であり,提案手法の有効性は確認できなかった.また,誤り
解析を行った結果,日本語文パターンの字面と英語文パターンの字面において,
対応が取れていない対訳文パターンがあることがわかった.よって,日本語文パ
ターンの字面と英語文パターンの字面の数が著しく異なる対訳文パターンを,除外す
ることにより,翻訳精度が向上すると考える.また,今後対訳フレーズ対数確率と対訳
文パターン対数確率と類似度の重みを最適化し,実験を行う.
2015-03-21