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実験結果--名称単位の場合

得られるべき場所の文字列の異なり数は95であり, この数についての評価結果を表5.2に示す.


表: 対応検出の評価(名称単位)
検出数 素性の組み合わせ 手法 $P$ $R$ F値 一致数 推定数
単数 単語間の距離が最短 $B_2$ 0.82 0.57 0.67 54 66
存在物/場所の品詞 $M_{sg1}$ 0.78 0.56 0.65 53 68
動詞のペア $M_{sg2}$ 0.76 0.54 0.63 51 67
$M_{sg3}$ 0.77 0.54 0.63 51 66
存在物/場所の品詞+動詞のペア $M_{sg4}$ 0.75 0.52 0.61 49 65
存在物/場所の品詞+助詞 $M_{sg5}$ 0.76 0.55 0.64 52 68
存在物/場所の品詞+ $M_{sg6}$ 0.79 0.48 0.60 46 58
存在物と場所の間にある単語 $M_{sg7}$ 0.75 0.46 0.57 44 58
$M_{sg8}$ 0.78 0.48 0.60 46 59
$M_{sg9}$ 0.71 0.42 0.53 40 56
$M_{sg10}$ 0.94 0.55 0.70 53 56
提案手法$M_7$+表現数 $M_{sg11}$ 0.74 0.45 0.56 43 58
動詞のペア+助詞 $M_{sg12}$ 0.76 0.54 0.63 51 67
動詞のペア+ $M_{sg13}$ 0.83 0.05 0.10 5 6
存在物と場所の間にある単語 $M_{sg14}$ 0.71 0.05 0.10 5 7
動詞のペア+ $M_{sg15}$ 0.71 0.52 0.59 49 69
意味コード $M_{sg16}$ 0.71 0.05 0.10 5 7
複数 存在物/場所の品詞 $M_{pl1}$ 0.65 0.65 0.65 62 96
動詞のペア $M_{pl2}$ 0.60 0.63 0.62 60 100
$M_{pl3}$ 0.67 0.64 0.66 61 91
存在物/場所の品詞+動詞のペア $M_{pl4}$ 0.53 0.72 0.61 68 129
存在物/場所の品詞+助詞 $M_{pl5}$ 0.61 0.68 0.64 65 107
存在物/場所の品詞+ $M_{pl6}$ 0.51 0.77 0.62 73 142
存在物と場所の間にある単語 $M_{pl7}$ 0.49 0.81 0.60 77 158
$M_{pl8}$ 0.53 0.77 0.62 73 138
$M_{pl9}$ 0.40 0.73 0.52 70 173
$M_{pl10}$ 0.53 0.83 0.65 79 148
提案手法$M_7$+表現数 $M_{pl11}$ 0.48 0.78 0.60 74 154
動詞のペア+助詞 $M_{pl12}$ 0.59 0.69 0.63 66 112
動詞のペア+ $M_{pl13}$ 0.46 0.06 0.11 6 13
存在物と場所の間にある単語 $M_{pl14}$ 0.38 0.08 0.13 8 21
動詞のペア+ $M_{pl15}$ 0.46 0.65 0.54 62 136
意味コード $M_{pl16}$ 0.82 0.13 0.22 12 15
全てのペア $B_3$ 0.36 1.00 0.53 95 264


$P$, $R$,および,F値の最も高い値を比較する. まずは,$M_{sgx}$の評価に着目する. $P$$M_{sg10}$が0.94となる. $R$$B_2$が0.57となる. F値は$M_{sg10}$が0.70となる. 次に,$M_{plx}$の評価に着目する. $P$$M_{pl3}$が0.67となる. $R$$B_3$が1.00となる. F値は$M_{pl3}$が0.66となる. $M_{10}$$M_{plx}$$R$が2番目に高い値である. よって,$M_{10}$で使用した素性が有用であると考える.


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平成26年3月5日