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提案手法

1つの記事内全ての各場所を,注目する存在物とペアにして, 各ペアが対応するべきか否かを,SVMで判定する. 次の素性を用いる.


    単語距離
      f1
存在物と場所の単語距離が全ペアのうち最短か否か.
    存在物/場所の品詞
      f2
存在物と場所の品詞
    動詞のペア
      f3
存在物/場所の表現(チャンク)の係り先の動詞の基本形のペア.
      f4
f3に場所の表現が存在物から文頭側にあるか文末側にあるか表記したもの.
    助詞
      f5
場所の表現の直後の助詞.
    存在物と場所の間にある単語
      f6
存在物と場所の間にある動詞, さらに末尾側の存在物/場所から文末側にある動詞.
      f7
存在物と場所の間にある動詞および助詞, さらに末尾側の存在物/場所から文末側にある動詞または文末になるまでたどって得られる動詞および助詞.
      f8
存在物と場所の間にある名詞以外の単語, さらに末尾側の存在物/場所から文末側にある動詞または文末になるまでたどって得られる名詞以外の単語.
      f9
存在物と場所の間にある単語, さらに末尾側の存在物/場所から文末側にある動詞または文末になるまでたどって得られる単語.
      f10
存在物と場所の間にある動詞,助詞および名詞, さらに末尾側の存在物/場所から文末側にある動詞または文末になるまでたどって得られる動詞,助詞および名詞. ただし名詞は「名詞-サ変接続」と「名詞-副詞可能」に限る.
    表現数
      f11
存在物存在物と場所の間にある場所の表現数.
    意味コード
      f12
存在物や場所の表現を含む文に出現する動詞の意味コード (日本語語彙大系の一般名詞意味属性および用言意味属性)のペア.
      f13
存在物や場所の表現を含む文に出現する名詞および動詞の意味コード (日本語語彙大系の一般名詞意味属性および用言意味属性)のペア.


提案手法は素性の組み合わせ方によりまずは次の16通りとする.

    存在物/場所の品詞
      $M_1$:
f1およびf2を用いる手法
    動詞のペア
      $M_2$:
f1,f3を用いる手法
      $M_3$:
f1,f4を用いる手法
    品詞+動詞のペア
      $M_4$:
f1,f2,および,f3を用いる手法
    品詞+助詞
      $M_5$:
f1,f2,および,f5を用いる手法
    品詞+存在物と場所の間にある単語
      $M_6$:
f1,f2,および,f6を用いる手法
      $M_7$:
f1,f2,および,f7を用いる手法
      $M_8$:
f1,f2,および,f8を用いる手法
      $M_9$:
f1,f2,および,f9を用いる手法
      $M_{10}$:
f1,f2,および,f10を用いる手法
    提案手法$M_7$+表現数
      $M_{11}$:
f1,f2,f7,および,f11を用いる手法
    動詞のペア+助詞
      $M_{12}$:
f1,f3,および,f5を用いる手法
    動詞のペア+存在物と場所の間にある単語
      $M_{13}$:
f1,f3,および,f8を用いる手法
      $M_{14}$:
f1,f3,および,f9を用いる手法
    動詞のペア+意味コード
      $M_{15}$:
f1,f3,および,f12を用いる手法
      $M_{16}$:
f1,f3,および,f13を用いる手法

さらにSVMのスコアが正値かつ最大値のペアを推定結果とする方法$M_{sgx}$,および, 正値のペアをすべて推定結果とする方法$M_{plx}$を設ける $(x=1,2,...,16)$



平成26年3月5日