チャンキング(任意句の同定)問題に学習手法として用いている[4]. この問題を解くにはタグ付きコーパスが必要となる. 本研究ではIOB2タグをコーパスに用いる. IOB2タグはチャンク(任意句)の状態を表すタグである. Iはチャンクの内部,Oはチャンクの外部,Bはチャンクの開始地点を表す. 日本語の文法はSVOで構成されているので,文末から文頭の順に推定を行う. よって推定を行う際は,IOB2タグをIOE2タグに変換する. IOE2タグのIはチャンクの内部,Oはチャンクの外部,Eはチャンクの終了地点を表す.