松尾ら[1]は,Web上の情報からの人間関係ネットワークを抽出している. 大竹ら[2]は,大量の新聞記事からTF-IDFを用いて,事物の関係情報をネットワークとしてまとめたものを構成した. しかし大竹らの構築方法では関連のない事物のノードを含むネットワークへ発展していく問題がある.本研究では,関連のない事物のノードを無関連ノードと呼ぶ.
そこで本研究では,2つのノード選択方法を新たに提案した.
これらの手法により無関連ノードが削除できるかを調査した.
実際に「オリンピック」「オウム」「ギリシャショック」「地震」に関するネットワークを構築し,そのネットワークにおいて無関連ノードの削除を確認した.