図7.3を例に挙げると,段落A,B,C,Dの順序からなる1つの記事から, 抽出される2段落対は記事内全ての2段落対であるため, (A,B),(A,C),(B,C),(B,D),(C,D)となる. 抽出された2段落対(:A,B)から正順(:A→B)と逆順(:B→A)を それぞれ入出力データとして学習データ,テストデータを作成する 他の2段落対も同様). また,あらゆる2段落対を用いる場合なので,順序推定に用いることのできる情報は(A,B)の場合は推定段落(A,B)となり,(B,C)の場合は推定段落(B,C)と以前の段落Aの(A,B,C)となり,(B,D)の場合は推定段落(B,D)と推定段落どちらか一方が出現するまでにある以前の段落Aの(A,B,D)となる.