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問題設定

本論文での問題設定を以下に示す. 記事のある箇所まで段落の順序が確定しているとする. それより後の箇所の段落が不明であるとする. 段落内の文は正しい順序であるとする. 確定している段落の次に来る箇所に対し, 一方はその箇所に続く段落(正解), もう一方はその箇所に続かない段落(不正解)の2段落を与え, その2段落のうちどちらが先になるかを推定する. 順序を推定する際に用いることのできる情報は, 推定対象である2段落と推定段落より前の確定している段落とする.

以上の問題設定の概念図を図3.1に示す.

図: 問題設定の概念図
\includegraphics[width=9cm]{teian2.eps}

例として,図3.1の場合,段落AとBは順序が確定しており, その後の段落の順序が不明である. この段落の順序が不明な箇所のうち, 確定している段落(段落B)の次の箇所に対し, 段落C,Dのうちどちらが先になるかを推定を行う. 推定に用ることのできる情報は推定対象の段落C,Dの2段落と確定している段落A,Bである.



平成27年3月4日