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実験結果

実験に用いたカーネル関数の次数$ d$ の値と各Caseそれぞれの正解率を表9.4に示す. 用いたSVMのツールでは,次数$ d=4$ 以降の順序推定の判定が出力されなかった.




表: カーネル関数の次数$ d$ の値と各Caseの正解率
  次数$ d$
Case 1 2 3 4
Case1 0.8227 0.8314 0.8256 (1zw)[r]<>
Case2 0.5614 0.5783 0.5914 (1zw)[r]<>

9.4より, Case1では次数$ d=2$ が(0.8314)と最も高い正解率(2番目との差:+0.0058)であり, Case2では$ d=3$ が(0.5914)と最も高い正解率(2番目との差:+0.0131)となった.

結果のみを考慮すればCase2は$ d=3$ とするのが良いと思われるが, $ d$ が大きくなるにつれて,算出される時間(コスト)が掛かっている. $ d=1,2$ に掛かるコストはそれほどでもないが,$ d=3$ の場合以降は膨大である. 以上により,Case1,2ともにカーネル関数の次数は$ d=2$ とした.



平成25年2月12日