実験条件

実験で順序推定を行う2段落対の組には2種類の場合を考慮して作成する．

1．

記事内の最初の2段落のみの対の順序を推定する場合（以下先頭2段落対，Case1とも表記）

2．

記事内のあらゆる連接する2段落の対の順序を推定する場合（以下連接2段落対，Case2とも表記）

教師あり機械学習に用いる学習用文章には，毎日新聞1992年7月の1ヶ月分を用いる． 各場合での学習データの2段落対の組数を表7.1に示す．

表: 先頭2段落対と連接2段落対に用いる学習データの2段落対の組数（組）

	先頭2段落対	連接2段落対
学習データ	1,550	29,434

また，2種類の比較実験(実験1，実験2)において 先頭2段落対，連接2段落対での順序推定を各々行う．

実験1．

提案手法と比較手法による順序推定の比較

実験2．

提案手法と比較手法と人手による順序推定の比較

テストデータには， 実験1の場合毎日新聞1992年8月1日の1日分を用いる． 実験2の場合での，先頭2段落対の順序推定を行う場合毎日新聞1993年6月の1ヶ月分，連接2段落対の順序推定を行う場合毎日新聞1993年7月の1ヶ月分を用いる^7.1． 各実験に用いたテストデータの組数を表7.2，表7.3に示す．

表: 実験1でのテストデータの2段落対の組数（組）

実験1	先頭2段落対	連接2段落対
テストデータ	428	3,146

表: 実験2でのテストデータの2段落対の組数（組）

実験2	先頭2段落対	連接2段落対
テストデータ	50	50