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存在性解析結果

最終リーフより4つの解釈が可能.表4.2は各最終リーフをノードを表す.


表 4.2: 最終リーフ
状態    
ノード番号 (太郎,図書館) (本,図書館) (本,太郎) (太郎,家) (本,家)
40 nil nil 1 nil nil
41 nil nil 1 1 1
46 nil nil nil nil nil
47 nil nil nil 1 1

この表はそれぞれ以下の意味を表現したものである.

ノード40
「太郎は図書館にも家にもいない.太郎は本を持っている.」
ノード41
「太郎は家にいる.本は太郎の所にあり,家にある.」
ノード46
「太郎は図書館にも家にもいない.太郎は本を持っていない.」
ノード47
「太郎は家にいる.本は家にある.太郎は本を持っていない.」

この4つの中で人間の常識に最もふさわしいと考えられるリーフは41である.

作成されたパスは,1,024個であり,3.2.3節の加点条件による最高得点が11点であった.最高得点に該当したパスは2個であった.

表4.3と表4.4に最高得点該当パスを記載する.この表はノード,エッジという順で表記する.ノード番号とノード内のベクトルとエッジのラベルを記載する.

表 4.3: 最高得点該当パス 1
ノード ノード番号 ベクトル
エッジ ラベル(タイミング) ラベル(解釈)
ノード 1  
エッジ 文1:直前 (継承あり)
ノード 2 (1,1)
エッジ 文1:完了  
ノード 4 (1,1)
エッジ 文2:直前 (継承あり)
ノード 7 (1,1,nil)
エッジ 文2:最中 非移動付帯
ノード 8 (1,1,1)
エッジ 文3:直前 (継承あり)
ノード 25 (1,1,1,nil,nil)
エッジ 文3:完了 移動付帯
ノード 41 (nil,nil,1,1,1)


表 4.4: 最高得点該当パス 2
ノード ノード番号 ベクトル
エッジ ラベル(タイミング) ラベル(解釈)
ノード 1  
エッジ 文1:直前 (継承あり)
ノード 2 (1,1)
エッジ 文1:最中  
ノード 4 (1,1)
エッジ 文2:直前 (継承あり)
ノード 7 (1,1,nil)
エッジ 文2:最中 非移動付帯
ノード 8 (1,1,1)
エッジ 文3:直前 (継承あり)
ノード 25 (1,1,1,nil,nil)
エッジ 文3:完了 移動付帯
ノード 41 (nil,nil,1,1,1)

最高得点の2個のパスのリーフは41だけとなった.正解であるリーフ41に絞り込むことに成功した.


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root 2015-03-17