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存在性情報付きパターン辞書

本研究のパターン辞書は基礎として日本語語彙大系を用いる. 存在性情報を付与したこの辞書は本研究室で4,5人による手作業で作成された.パターン数は14,819件である. 1つのパターンをみると日本語パターンと意味属性制約の他に,変数Lの追加があり,タイミングのフラグ部分及び存在性言明がある. 動詞は動作を表すのだから動作の直前,動作の最中,動作の完了がある.タイミングのフラグとは,直前,最中,完了の3つを表す.存在性言明とは物と場所のペアの存在性の説明である. パターン辞書内では存在性が正しいと思われるタイミングでは,Tのフラグが立つ. 動詞ごとに事態の直前,最中,完了のタイミングで存在性が定まる.

図 3.2: パターン辞書の例
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root 2015-03-17