池田らは,自発的な動作を表す動詞および名詞など,体験を記述する際に現れる体験 表現に着目した.ブログに体験情報が含まれているかを体験表現らしさ(スコア)でソ ートして提示する「体験情報抽出システム」を作成した[2],[3].
西原らは,出来事の記述には場所・動作・対象物が用いられていることに着目した.出 来事が記述されているブログ記事には動詞の過去形が含まれているとして,動詞の過去 形を含んだブログ記事内の語を手がかりに,場所・動作・対象物を画像で表現した[4].
石野らは,表層パターン手法と機械学習を用いて,観光情報リンク集の構築を行った. 構築は,旅行ブログエントリから抽出した土産物情報・観光名所情報と,旅行ブログエ ントリ中に存在するリンクを分類・収集して行った[5].
高野らは,ブログ内の文章に対して構造解析を行なうことによって体験情報を抽出した. 場の雰囲気や感想などの,実体験を示す語に着目して,対象のブログがイベントの体験 表現を含むかを判別した[6].