ここで,意見の分析において,KeyGraph[8]を用いた研究事例がある[9]. KeyGraphでは,文書における,単語の分類,および,単語間の関係に ついて「土台」,「屋根」,「柱」という概念を導入した.これらの概念は, 文書中の文単位での単語の共起の仕方により定義される.KeyGraphは, これらの概念をグラフ(辺とノード)で表示することで,さらに,分かりやすく 文書の構造を表現することに使われる.
ただし,KeyGraphに基づく分析とグラフの表示は,ライセンスの下で 使用するソフトウエアを必要とする[10].本研究では,文献[8]に示された 計算式に基づきグラフ(辺とノード)の生成を実装し,グラフの可視化は, graphviz ライブラリの dot コマンド[11]を使用する.