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修正のヒント出力

「可能」「という」「すること」に ついて6割程度の性能で冗長な文を修正でき, 7割程度の性能で修正先の表現を推定できた. しかし,実際の文書の推敲での冗長な文の修正では より確実な手法で行う必要がある場合も考えられる.

そこで,修正を行うのではなく, 図[*]のように修正箇所の検出を自動で行い(先行研究[6]の利用が可能), さらに検出した冗長箇所の修正候補を頻度の高い順に並べ, ユーザーに提示するという方式を検討する.また頻度だけでなく,機械学習で推定した結果には,出力候補に対してそれが正解であるという確率や確信度を同時に算出できるので,算出結果をもとに値の大きい候補を順に表示させることも考えられる. この方式では,冗長な個所とその修正候補が提示されるため, 文書作成者の修正作業の負担を軽減できると考える.



図: 修正のヒント出力の様子



平成26年3月16日