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入力文の作成

5.1.3節で正解極性を付与した名詞句293語と,3.3.4節で収集した用言パターンを組み合わせて入力文を作成する.実際に「熱いおでん」を使用した入力文を作成する場合を,順を追って解説する.

まず,「熱いおでん」は「食料」名詞句であるので,「食料」を扱うパターンとして抽出された用言パターン 148 件の中から,「熱いおでん」への使用に適した用言パターンを無作為に選択する(この時,できるだけ様々な種類の用言を使用するよう注意し,一部の用言に偏り過ぎないようにする).例として「食べる」という用言を用いると,「熱いおでんを食べる」といった入力文が得られる.この入力文に,詳細情報として名詞の種類,用言,判断条件も付与したものをまとめて入力データとして扱い,表5.11のように表現する.

表: 入力文「熱いおでんを食べる」と文の詳細情報
\scalebox{0.8}{
\begin{tabular}{ccccc}\hline
入力文 & 名詞句 & 名詞の種類 & 用言...
...
熱いおでんを食べる & 熱いおでん & 食料 & 食べる & 生理 \\ \hline
\end{tabular}}


また,入力分の作成の際には,以下の点を満たす文を作成することとする.



平成26年3月7日