まず最初に入力文をパターン辞書に照合することで,文中で使われている用言の語義を解析し,解析後の出力である判断条件を取得する.また,情緒対象としてあてはまった名詞句を取得する.得られた名詞句が「の
」型名詞句,「形容詞
名詞
」型名詞句,「形容動詞
名詞
」型名詞句のどれかにマッチしている場合,
として表現集合
を取得する.
次に,極性表現対集合,
を取得するため,先程取得した「判断条件」と,それとは別の入力「状況」,「名詞の種類」の3つを用いて極性表現対知識ベース(3.3節)を参照する.
以上によって得られた,
,
をSO-scoreの拡張式に代入する.このとき,SO-score算出用コーパスは,状況によって部分選択(3.2.5節)したコーパスを用いる.