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評価極性算出までの流れ

評価極性は図3.1の流れで算出する.以下に解説を述べる.
図: 評価極性を算出するための処理のフロー
\includegraphics[width=10.0cm]{2p_flort.eps}

まず最初に入力文をパターン辞書に照合することで,文中で使われている用言の語義を解析し,解析後の出力である判断条件を取得する.また,情緒対象としてあてはまった名詞句を取得する.得られた名詞句が「$A$$B$」型名詞句,「形容詞$A$名詞$B$」型名詞句,「形容動詞$A$名詞$B$」型名詞句のどれかにマッチしている場合,$T = \{A,B\}$として表現集合$T$を取得する.

次に,極性表現対集合$P$, $N$を取得するため,先程取得した「判断条件」と,それとは別の入力「状況」,「名詞の種類」の3つを用いて極性表現対知識ベース(3.3節)を参照する.

以上によって得られた$T$, $P$, $N$SO-scoreの拡張式に代入する.このとき,SO-score算出用コーパスは,状況によって部分選択(3.2.5節)したコーパスを用いる.



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平成26年3月7日