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目次
本研究ではWikipediaから法則の変遷情報の抽出を行ったが,
またいくつかの問題が残っている.
本章では,残っている問題を今後の課題として以下にまとめる.
- 本研究では情報抽出の性能を評価する基準として,
再現率と適合率の調和平均であるF値を用いたが,
F値で評価をした方がよいのか,または適合率で評価をした方がよいのかという点について,さらに検討したい.
- 取得した変遷情報をより効果的に表示するための可視化ツールを開発したい.
- 今回の実験データは人手で判定したが,実験の客観性を保つため,より複数の判定者による判定を行いたい.
- 素性分析の結果により,手法A2の素性f1が提案手法の性能向上に有効でないことがわかった.
その素性を省くことで変遷情報の抽出の性能がよくなるか否かを検証したい.
- 法則以外のものに対する実験が少ない.法則以外のものに対する実験を増やしたい.
- 実用化するため,変遷情報の自動抽出機能をパッケージ化したい.
平成25年10月10日