c]主な具体例
#1471 用言:「入れる」 パターン:「N1がN2にN3を/としてN4入れる」
事態構成要素: 移動物:N4,起点:N1,着点:N2
(ex:母が息子に仕送りとして5万入れる
このパターンでは英語パターンを頼りに,実際に移動しているものはN4であり,N3はN4の詳細説明であると判断し付与している.
#2601 用言:「落とす」 パターン:「N1が N2を N3で 落とす」
事態構成要素: 移動物:N2,起点:N1,N3,着点:−
(ex:社長が接待費を費用で落とす であったら全ての費用は会社のものであるので起点が「社長」となっても自然だが、
(ex:社員が接待費を費用で落とす であったら、費用は社員のものではないのでN1が必ずしも「起点」になるとは限らない.
このため,どちらの可能性もあるとして,2つの変数に起点の付与を行なっている.
#13478 用言:「成る」 パターン:「N1が N2の スポンサーに 成る」
事態構成要素: 移動物:−,起点:N1,着点:N2
N1=スポンサーとなり「スポンサー」自体はN1の詳細説明とみなし,今回は起点をN1とした.
なお,このパターンでの移動物は「お金」そのものと解釈している.
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