next up previous contents
次へ: パターン翻訳における翻訳文のランク付け 上へ: 分析 戻る: 分析   目次

先行研究との比較

Schwenkは単言語データを統計翻訳によって翻訳し,既存の対訳学習データに付与した.本研究では Schwenkらの手法を先行研究とし,提案手法との比較を行った.表4.17にチューニングなし実験の結果を示す.また,表4.18にチューニングあり実験の結果を示す.


(a) 単文
表: 自動評価結果(チューニングなし)
翻訳手法 BLEU METEOR RIBES
先行研究 0.1086 0.4653 0.6891
提案手法 0.0980 0.4482 0.6731


(b) 重文複文
翻訳手法 BLEU METEOR RIBES
先行研究 0.0794 0.3992 0.6387
提案手法 0.0718 0.3822 0.6223


(a) 単文
表: 自動評価結果(チューニングあり)
翻訳手法 BLEU METEOR RIBES
先行研究 0.1242 0.4903 0.7033
提案手法 0.1166 0.4841 0.6930


(b) 重文複文
翻訳手法 BLEU METEOR RIBES
先行研究 0.0976 0.4171 0.6505
提案手法 0.0951 0.4303 0.6509

結果より,自動評価において提案手法は先行研究よりも評価値が低下した. 次に,ベースラインとの比較において有効性が認められた単文のチューニングなし実験において, 提案手法と先行研究との人手による対比較評価を行った.結果を4.6.1に示す.

表: 人手評価結果
提案手法○ 提案手法× 差なし 同一出力
8 2 35 5

結果より,単文を用いたチューニングなし実験では,人手評価における提案手法の有効性が認められる.


next up previous contents
次へ: パターン翻訳における翻訳文のランク付け 上へ: 分析 戻る: 分析   目次
平成25年2月12日