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詳細内容の把握の例

4.1は分類「A.ある事柄に関する詳細内容の把握」にあたる.

図 4.1: 詳細内容把握の例
\includegraphics[width=16cm,clip]{k003.eps}

この強調表示を用いた記事は国連事務総長に関する事柄を伝える記事であるが, 「事務総長」の強調表示が含まれる文を注目して抜き出すと表4.2のようになる.


表 4.2: 強調表示が出現した文
文1 ……を次期国連事務総長(任期五年)に任命した。
文2 中東アフリカ地域から事務総長が誕生するのは初めて。
文3 ……任期が切れるデクヤエル事務総長(ペルー出身)に代わって……
文3 ……正式に第六第事務総長に就任……

このことから以下の事柄が容易にわかる.

4.2の記事はロシアのエリティン大統領と日本の海部首相の電話会談に関する記事である. 重要単語としてタイトルに「会談」が出現している.本文中では唯一,2段落目に「会談」 の重要単語が出現しており,この段落から,「会談」の内容がわかり,日本がロシア共和国への支持,またクーデター逮捕者の 扱いに関する懸念を伝えていることがわかる.

このようにタイトルにもとづいた強調表示が有効な例の1つ目としては重要単語の詳細内容を把握しやすいということが挙げられる.

図 4.2: 詳細内容把握の例2
\includegraphics[width=16cm,clip]{k026.eps}



root 平成23年3月23日