JIS規格に基づいた強調表示方法

Web JIS(JIS X8341-3:2010)[4]において文字コントラストの達成基準が明記されているので，それに沿うように 強調表示を行っている．具体的には以下の数式を満たしている．

コントラスト比 $(L1 + 0.05) / (L2 + 0.05)$

このL1は明るい方の色の相対輝度，L2は暗い方の相対輝度を表す．相対輝度は以下の数式で決定される．

$L = 0.2126 * R + 0.7152 * G + 0.0722 * B$

また，R，G，Bという値は以下のように定義されている．

if $RsRGB <= 0.03928$ then $R = RsRGB / 12.92$ else $R = ((RsRGB + 0.055) / 1.055) ^ (2.4)$
if $GsRGB <= 0.03928$ then $G = GsRGB / 12.92$ else $G = ((GsRGB + 0.055) / 1.055) ^ (2.4)$
if $BsRGB <= 0.03928$ then $B = BsRGB / 12.92$ else $B = ((BsRGB + 0.055) / 1.055) ^ (2.4)$

そしてRsRGB，GsRGB，BsRGBは以下のようになる．

$$RsRGB = R8bits / 255$$

$$GsRGB = G8bits / 255$$

$$BsRGB = B8bits / 255$$

この計算結果は1:1〜21:1の間の値を取り，この比が4.5:1を超えていれば達成基準AAをクリア，7:1を超えていれば 達成基準AAAをクリアとなる．

強調表示に用いる色は次の10色を利用している．なお，文字色は黒(#000000)として背景色を変更している．

1. violet(#EE82EE)
2. hotpink(#FF69B4)
3. indianred(#CD5C5C)
4. orange(#FFA500)
5. yellow(#FFFF00)
6. yellowgreen(#9ACD32)
7. mediumseagreen(#3CB371)
8. forestgreen(#228B22)
9. skyblue(#87CEEB)
10. dodgerblue(#1E90FF)